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「あいちウェブ文学館」館長よりごあいさつ

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●館長・三田村博史● 〜あいちの文学状況を発信〜

愛知は古くは万葉集に何首も「あゆち」と詠われ、県花・かきつばたは伊勢物語の東下りの段に由来するといった文学ゆかりの多い土地柄である。 明治に入っても坪内逍遥、二葉亭四迷といずれも尾張藩士の子弟が日本近代文学の礎を築き、つづいて半田出身の小栗風葉らが明治文壇を支えた。また日本における探偵小説の開拓者は蟹江出身の小酒井不木、名古屋の中心で育った江戸川乱歩。モダニズム詩運動を起こしたのも春山行夫らによってだった。戦後文学は旧制八高出身の藤枝静男、平野謙、本多秋五、さらには終生、渥美に根をおろし活動した杉浦明平に依るところが大きく、児童文学では新美南吉、さらには経済小説の城山三郎をも忘れることはできない。  この「あいちウェブ文学館」はその他多くの文人たちの資料を保存しようと活動した愛知近代文学館建設促進委員会(代表:助川徳是・名古屋大学名誉教授)への寄金によって、過去および現在の愛知の文学状況を発信する目的で開設された。今、刻々と失われつつある文学紙媒体を保存収納、後の世代につたえる文学館が出来るきっかけになればと願っている。

館長・ウェブ便り 〜ここでは館長・三田村博史氏のアンテナにピンときた文学行事をご紹介します〜NEW

【ウェブ便り16号】各種講演会等告知・報告
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〇城崎温泉へ行ってきました。城崎文芸館が志賀直哉の「城崎にて」発表100年を機にリニューアルされましたので。館は若い万城目(まきめ)学や湊かなえを起用し活性化に努めています。志賀はご存知の通り、大正2(1913)年、山の手線にはねられ療養のため城崎に来て三木屋に3週間滞在、その屋根に止まっている蜂の死骸を見たことなどをヒントに、4年後大正6(1917)年「白樺」5月号に「城崎にて」を発表しました。その折の建物は北丹後地震で失われましたが、志賀は改築後も三木屋へは家族を連れて何度も訪れています。泊まった部屋(写真)も「暗夜行路」に描かれている庭も今も大事にされています。そう、正月過ごした奈良春日大社近くの高畑町にも旧居が残ってますが、「暗夜行路」の完成は奈良でしたか。志賀は父との相剋に悩み、あちこち移り住みました。
〇帰り、京都へ寄って安徳天皇の母・建礼門院の秘宝が展示されている円山公園奥の長楽寺を詣でました。先年お亡くなりになった樋口芳麻呂先生の「建礼門院右京大夫集」の講義を学生時代受けたのを思い出したからです。当時、先生は助教授、夏も半裸で汗水たらして研究室で頑張ってらしたが、こちらは居眠り半分で聴講してました。若いということは値打ちのあることがらにも気づかないものですね。長楽寺には建礼門院が入水の際、身に着けていた衣装が「幡」に仕立てられ展示されていました。静かな裏山には頼山陽の墓もあり京都の町が一望できます。八坂神社まで下りると咲きはじめた桜のもと、若い男女の外国人が和服姿で群れていてびっくりしました。ツアー代金に貸衣装代も含まれてるんだそうです。
〇6月10日(土)午後1時半から鈴鹿コミュニティーセンターで「清水信を偲ぶ会」
〇6月18日(日)午後3時よりルブラ王山で「辻原登さんの講演会」、「文学かわら版」にチラシが載ってますが、ちょっと大物の登場です。参加費500円。お越しください。
あいちウェブ文学館館長 三田村博史

「あいちウェブ文学館」主催・協力事業

●2016年2月14日(日)あいち文学フォーラム主催『東海の文学風土記』出版記念講演会
 (作者・講師:三田村博史 館長)/長円寺会館
●2016年2月14日(日)『口語短歌の新たな地平ー歌集『砂丘律』批評会』/長円寺会館
●2013年10月5日(土)『漂い果てつ』を話す会/今池ガスビル7F ☆写真付レポートはこちら
●2015年5月31日(日)あいちウェブ文学館 お礼と報告の会/名駅アートハウスあいち
 ☆写真付レポートはこちらNEW

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当サイト上での新刊(既刊)紹介について

ご準備いただくもの

掲載ご希望著書の●紹介本文200字程度 ●出版社名・定価・購入方法 ●お名前・ご連絡先(住所・電話番号)をお書きいただき、●実物本とご一緒に下記・事務局まで郵送ください。なお、ご著書の返送は、送料ご負担いただける場合のみとさせていただきますのでご容赦ください。
〒453-0013 名古屋市中村区亀島1-11-11 あいちウェブ文学館事務局 TEL&FAX 052-700-5610/月曜定休・11:00〜19:00

掲載料金について

掲載料を専用振込口座「あいちウェブ文学館 00840-6-198845」(ゆうちょ銀行)へお振込願います。確認後よりウェブ掲載作業に入ります。
掲載費用は●1作品・3ヵ月・1,000円、6ヵ月・2,000円(同作品)。3ヵ月もしくは6ヵ月経過時点でウェブサイト上から削除いたします。事務局よりご連絡は差し上げませんのでご了承ください。お振込いただいた費用は、文学紙媒体を保存収納、後の世代につたえる文学館建設啓発活動(「あいちウェブ文学館」運営を含む)への寄付とさせていただきます。

掲載基準について

主に新刊紹介ですが、当面は既存のご著書でも可能です。
文学団体・研究組織を問いませんが、著者または団体があいちに在籍、関連がある、または著書の内容があいち文学にまつわるものとします。

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