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「あいちウェブ文学館」館長よりごあいさつ

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●館長・三田村博史● 〜あいちの文学状況を発信〜

愛知は古くは万葉集に何首も「あゆち」と詠われ、県花・かきつばたは伊勢物語の東下りの段に由来するといった文学ゆかりの多い土地柄である。 明治に入っても坪内逍遥、二葉亭四迷といずれも尾張藩士の子弟が日本近代文学の礎を築き、つづいて半田出身の小栗風葉らが明治文壇を支えた。また日本における探偵小説の開拓者は蟹江出身の小酒井不木、名古屋の中心で育った江戸川乱歩。モダニズム詩運動を起こしたのも春山行夫らによってだった。戦後文学は旧制八高出身の藤枝静男、平野謙、本多秋五、さらには終生、渥美に根をおろし活動した杉浦明平に依るところが大きく、児童文学では新美南吉、さらには経済小説の城山三郎をも忘れることはできない。  この「あいちウェブ文学館」はその他多くの文人たちの資料を保存しようと活動した愛知近代文学館建設促進委員会(代表:故・助川徳是 名古屋大学名誉教授)への寄金によって、過去および現在の愛知の文学状況を発信する目的で開設された。今、刻々と失われつつある文学紙媒体を保存収納、後の世代につたえる文学館が出来るきっかけになればと願っている。

館長・ウェブ便り 〜ここでは館長・三田村博史氏の関連行事をご紹介します〜NEW

【ウェブ便り29号】各種講演会等告知・報告
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○ご無沙汰していました。昨年からのコロナ感染拡大のため、中部ペンクラブのいずれの行事も中止、文化のみち 二葉館も一時休館、竹下景子主演での豊浜のうめさんを描いた芝居「まるは食堂」も中止となり残念です。「まるは食堂」は現下、このような状態ですので来年実施の方向です。なお、東京では今年まず小規模に上演し、来年こそ名古屋、東京だけではなく九州、北海道でもと全国展開を狙っているようです。今回はこの間うちの地元の文学に関わる動きをまず2つ紹介します。
1、昨年10月31日、名古屋栄のかつて江戸川乱歩が居住していた場所近く栄交差点西南、三菱UFJ銀行前の広小路通り側に「怪人二十面相」をイメージしたシルクハット姿の「江戸川乱歩旧居跡記念碑」(写真)が、同碑建立実行委員会(出身の愛知五中−現在の瑞陵高校同窓会、早稲田大学の名古屋稲門会、地元・栄町商店街振興組合)によって建立除幕されました。わたしは入院中で残念ながら参加できませんでしたが、探偵小説、ミステリー作家の江戸川乱歩は3歳から五中卒業後までの15年間をこの地で過ごし、この間に「中央少年」など手書きの雑誌をつくって売っています。乱歩の文学的出発地は名古屋のこの中心部です。小学校は白川公園駐車場近辺にあった白川尋常小学校(四年制―現在は栄小学校に統合)、高等科は松坂屋裏、今は公園になってる地にあった第三高等小学校、そして五中へ進みました。3月、ミステリー作家・辻真先さん(古い名古屋人ならだれでも知ってる「辻かん」こと庶民派衆議院議員・辻寛一の息子)が乱歩に成り代わって光文社から「二十面相・暁に死す」を出版されました。「このミステリーがすごい!」、「週間文春ミステリーベスト10」など第1位。興味のある方お読みください。(写真)
2、乱歩の師ともいうべき小酒井不木の短編小説2編を出身の蟹江町が映画化しユーチューブで公開していますのでご覧ください。第1作は昨年小酒井不木生誕130年を記念して、名古屋出身の映画監督・堤幸彦が協力し日本舞踊西川流家元・西川千雅も出演「死体蝋燭」を、今年になって「安死術」を制作しました。なお蟹江町歴史民俗資料館の第一資料室は「小酒井不木資料室」となっています。いつもいってるのですが名古屋・愛知は探偵小説、スリラー小説発祥の地といっていいです。
○コロナ禍の現在、見通しは立たずまた中止になるかも知れませんが6月20日〈日〉午後、池下のルブラ王山で昨年、「渦 妹背山女庭訓 魂結び」で直木賞を受賞した名古屋在住の大島真寿美さんを招いて中部ペンクラブ主催で鼎談を行なう予定です。大島さんが人前で話すことは滅多にありません。5月になって確定したら本ウエブ(かわら版)に詳細チラシを発表します。中止の場合は掲載しません。マスクなどかけてぜひお越しください。一般の方1000円、学生無料です。
○一般社団法人・全国同人雑誌協会が発足します。わたしも名誉会長として協力しますが関心のある方は代表理事の五十嵐勉氏に直接連絡ください。22日発行のニュースレター第1号が届きます。電話03−5706−7847、アドレスは (bungeisc@asiawave.co.jp)。
○本ウエブ冒頭の一部、「あいち文学マップ」を更新しました。ご覧ください。

あいちウェブ文学館館長 三田村博史

「あいちウェブ文学館」主催・協力事業

●2016年2月14日(日)あいち文学フォーラム主催『東海の文学風土記』出版記念講演会
 (作者・講師:三田村博史 館長)/長円寺会館
●2016年2月14日(日)『口語短歌の新たな地平ー歌集『砂丘律』批評会』/長円寺会館
●2013年10月5日(土)『漂い果てつ』を話す会/今池ガスビル7F ☆写真付レポートはこちら
●2015年5月31日(日)あいちウェブ文学館 お礼と報告の会/名駅アートハウスあいち
 ☆写真付レポートはこちらNEW

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当サイト上での新刊(既刊)紹介について

ご準備いただくもの

掲載ご希望著書の●紹介本文200字程度 ●出版社名・定価・購入方法 ●お名前・ご連絡先(住所・電話番号)をお書きいただき、●実物本とご一緒に下記・事務局まで郵送ください。なお、ご著書の返送は、送料ご負担いただける場合のみとさせていただきますのでご容赦ください。
●掲載お申込み人はいずれかといたします。 1.著者ご本人 2.著者が掲載依頼をした、その代理人(著者依頼の確認できるものを準備ください) 3.著者が掲載依頼をした、その所属組織・団体(著者依頼の確認できるものを準備ください)

〒453-0013 名古屋市中村区亀島1-11-11 あいちウェブ文学館事務局 宛

掲載料金について

掲載料を専用振込口座「あいちウェブ文学館 00840-6-198845」(ゆうちょ銀行)へお振込願います。確認後よりウェブ掲載作業に入ります。
掲載費用は●1作品・3ヵ月・1,000円、6ヵ月・2,000円(同作品)。3ヵ月もしくは6ヵ月経過時点でウェブサイト上から削除いたします。事務局よりご連絡は差し上げませんのでご了承ください。お振込いただいた費用は、文学紙媒体を保存収納、後の世代につたえる文学館建設啓発活動(「あいちウェブ文学館」運営を含む)への寄付とさせていただきます。

掲載基準について

主に新刊紹介ですが、当面は既存のご著書でも可能です。
文学団体・研究組織を問いませんが、著者または団体があいちに在籍、関連がある、または著書の内容があいち文学にまつわるものとします。

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