あいち・書籍紹介 一覧

●『湿った時間』  宇佐美宏子・著 鳥影社・版  \1,800円(税別)NEW

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●「妖しい色の12の世界」緑色がかった薄青の絹のショールをふわりと掛け、うなじにかかったほつれ毛を白い指でかきあげていた伯母の琴乃を思い出した時、笙子は伯父の膝にのせられてた小学校5年の自分をも思い出していた。両手が笙子の腹部で組み合わされていて、お尻をわずかに動かすと、伯父の太股がびくんとした。今は分らないでもそのうち分る。肉桂や伽羅の香木で染めた掛け襟は香色、でもちょっと焦げた色が加わると誰かに恋焦がれている焦香。そして吐息は「秘色」。 すべての色には名前と女の性、そして人生がある。小気味よい文体で紡ぎだした佳作集。 (中部ペンクラブ会長・三田村博史)
●入手方法:お近くの書店または出版社へご注文ください。ISBN;978-4-86265-806-7
【鳥影社本社・編集部】〒392-0012 長野県諏訪市四賀229番地1 ※出版社サイト停止中
電話>0266−53−2903 Fax>0266−58−6771 掲載期間:06/09〜11/09

●『東海の文学風土記』【新刊】 三田村博史・著 中日新聞社・版  \1,700円(税別)

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●2015年12月23日発売。中日新聞夕刊・文化面で好評連載されていた「東海の文学風土記」に新情報を加筆して待望の書籍化です。東海4県にゆかりのある作家とその地を紹介。東海圏を文学的視点から見つめられる1冊となっています。
●入手方法:お近くの書店にてご予約ください。発売日以降は書店・出版社へご注文【中日新聞社出版部】〒460-8511名古屋市中区三の丸1−6−1
電話>052−221−1714 Fax>052−221−0587
Eメール>shuppan*chunichi.co.jp(*を@に変え送信ください)    
掲載開始:12/04〜

●『漂い果てつー小栗重吉漂流譚』新刊 三田村博史・著 風媒社・版  \1,700円(税別)

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●佐久島生まれ、半田へ養子にいった督乗丸船頭・小栗重吉は文化10年、遠州沖で遭難。世界最長の484日太平洋を漂流、イギリス船に助けられ、日本人として初めてアメリカ大陸を踏みました。14名中、帰国できたのは伊豆の音吉と2人。今年は遭難にあって200年です。カムチャッカを経て一人故郷へ帰った重吉は幸せだったでしょうか。数奇な運命を書いた長編小説です。
●入手方法:お近くの書店にて もしくは書店・出版社へご注文【風媒社】〒460−0011 名古屋市中区大須1丁目16−29
電話>052−218−7808 Fax>052−218−7709
Eメール>info*fubaisha.com(*を@に変え送信ください)   掲載開始:09/01〜

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