あいち・書籍紹介 一覧

●『亜細亜二千年紀 第一部(1)亜細亜への召喚』五十嵐 勉・著 1,980円(税込)

ba

●第一部だけで 1、2、3の3分冊。原稿用紙1,800枚におよぶ大作。写真は第一部1の表紙。第一部2、3も既刊。今後、第二部、第三部と刊行予定。太平洋における日米の戦争、さらにはカンボジア内戦、ポルポトで何が起こったか。第2回「群像新人長編文学賞」受賞の五十嵐勉氏の畢生の戦争純文学。2024年9月、アジア文化社刊。 野間宏、加賀乙彦の系譜を継ぐ大長篇小説。ガダルカナル、ニュージョージア島などソロモン戦からフィリピン戦への太平洋戦争の激烈な流れを父親の中に鮮やかに辿りながら、日本定住した元ポル・ポト兵のカンボジア難民の殺人裁判のうちにカンボジア虐殺の真相に迫って、戦争と生の真実を対峙させる衝撃のテーマ。日本人が振り返るべき過去、振り返るべき戦争の真実を提起する。
●著者略歴 五十嵐 勉(イガラシ ツトム)  1949年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒。79年『流謫の島』(講談社刊)で第2回「群像」新人長編小説賞受賞。98年『緑の手紙』(アジア文化社刊)で読売新聞・NTTプリンテック主催第1回インターネット文芸新人賞最優秀賞受賞。2002年『鉄の光』(健友館刊)で第7回健友館文学賞大賞受賞。17年『破壊者たち』刊。全国同人雑誌協会代表理事。
●入手方法:お近くの書店にて もしくは出版社へご注文  アジア文化社(tel 03-5706-7847)
Eメール>bungeisc*asiawave.co.jp(*を@に変え送信ください)   掲載開始:2024/10/24〜

●『湿った時間』  宇佐美宏子・著 鳥影社・版  \1,800円(税別)NEW

ba

●「妖しい色の12の世界」緑色がかった薄青の絹のショールをふわりと掛け、うなじにかかったほつれ毛を白い指でかきあげていた伯母の琴乃を思い出した時、笙子は伯父の膝にのせられてた小学校5年の自分をも思い出していた。両手が笙子の腹部で組み合わされていて、お尻をわずかに動かすと、伯父の太股がびくんとした。今は分らないでもそのうち分る。肉桂や伽羅の香木で染めた掛け襟は香色、でもちょっと焦げた色が加わると誰かに恋焦がれている焦香。そして吐息は「秘色」。 すべての色には名前と女の性、そして人生がある。小気味よい文体で紡ぎだした佳作集。 (中部ペンクラブ会長・三田村博史)
●入手方法:お近くの書店または出版社へご注文ください。ISBN;978-4-86265-806-7
【鳥影社本社・編集部】〒392-0012 長野県諏訪市四賀229番地1 ※出版社サイト停止中
電話>0266−53−2903 Fax>0266−58−6771 掲載期間:06/09〜11/09

●『東海の文学風土記』【新刊】 三田村博史・著 中日新聞社・版  \1,700円(税別)

ba

●2015年12月23日発売。中日新聞夕刊・文化面で好評連載されていた「東海の文学風土記」に新情報を加筆して待望の書籍化です。東海4県にゆかりのある作家とその地を紹介。東海圏を文学的視点から見つめられる1冊となっています。
●入手方法:お近くの書店にてご予約ください。発売日以降は書店・出版社へご注文【中日新聞社出版部】〒460-8511名古屋市中区三の丸1−6−1
電話>052−221−1714 Fax>052−221−0587
Eメール>shuppan*chunichi.co.jp(*を@に変え送信ください)    
掲載開始:12/04〜

SIDE MENU

スポンサード・リンク

名古屋駅近く・東山線「亀島」駅徒歩3分の好立地で読書会・合評会などを開催していただけます。

バナー
このページのトップへ